医学研究支援センターの新しい分室として令和3年4月より、オープンイノベーション促進のための研究施設である医学研究科のメディカルイノベーションセンター(MIC)棟内に立ち上げました。
シングルセル解析を実施するための最先端の解析機器を備え、臨床サンプル由来のターゲット細胞からの創薬標的の同定やバイオマーカー探索などの研究が実施可能です。
またBSL2対応で、附属病院にアクセスしやすいロケーションのため、迅速処理の必要な患者由来検体にも対応可能です。
当室では、Single Cell Seqを実施するための10XGenomicsのCromium Controllerを始め、臨床サンプルの解析に使用可能なBSL2対応のセルソーター、日本でも希少なCyTOFやイメージングマスサイトメトリーなどの最先端の機器を共用機器として管理運用しており、学内のみならず学外の研究者の方々にもご利用いただけます。
いくつかの機器については、メーカーによるトレーニングを受講していただく必要がありますので、当室ホームページにてご確認ください。
その他の機器に関する情報や、それぞれの利用料金・利用方法等の詳細についても、当室ホームページにてご確認ください。
当室は医学研究科の医学研究支援センターの分室の一つです。
医学研究支援センターは、医学研究科、生命科学研究科、薬学研究科、医生物学研究所、高等研究院 ASHBiがそれぞれ保有する共用設備・施設を、連携させて効率的に運用するために発足された設備サポート拠点である「医学・生命科学研究支援機構(iSAL)に属しておりますが、iSALの全ての共用機器は、インターネット上で使用する京都大学独自の共同利用施設向け利用管理システムKUMaCo(Kyoto University Management System for Core Facilities)を用いて運用しているため、当室の共用機器類の利用にあたっては、iSALへの利用登録が必要となります。
令和4年4月より、スタンダード・バイオツールズ社のイメージングマスサイトメーター「HyperionTM Imaging System」による測定について、受託を開始いたしました。
詳細は、当室までお問い合わせください。
また、組織切片の準備や、金属ラベル抗体による染色については、総合解剖センターにてサポート可能です。
詳細は、総合解剖センターまでお問い合わせください。
「医学領域」産学連携推進機構(KUMBL)のサポート下、附属病院を中心に臨床ニーズを臨床研究者から掘り起こし、企業の研究者とタイアップして創薬研究を実施するための創薬共創プログラムを立ち上げました。
本プログラムでは、当室の解析機器を活用した臨床サンプルのシングルセルレベルの解析等を通じて、病態メカニズムの解明、治療標的やバイオマーカーの探索、薬剤評価等による薬剤価値の最大化を目指します。
プログラム内容は、企業・アカデミア双方のニーズにあわせ柔軟に設計可能です。
アカデミアの研究者の方でご自身の研究成果を基に創薬研究を目指した企業との共同研究の実施希望など、マッチング相談ご希望の方は当室またはKUMBLまでお問い合わせください。
プログラム詳細は創薬共創プログラムご紹介ページをご参照ください。
ご質問・お問い合わせは、以下までお願いいたします。