企業との大型連携 / メディカルイノベーションについて
- Q1. メディカルイノベーションセンターとはどのような組織ですか?
- A1. メディカルイノベーションセンターは、産官学連携によるプロジェクトを効率的に運営する目的で、日本で初めての対等な協力関係に基づくオープンイノベーションに取り組む場として、2010年に医学研究科内に立ち上げられました。現在、センター長は成宮周特任教授です。
センターは大学と企業が人材、資金、知見、マネジメントを融合させ、お互いの知的資産を有効利用することで、画期的な新薬・医療機器を生み出すことに加え、創薬現場への医師/医学研究者の参画による人材育成を促進する場を目指しています。
- Q2. 京都大学医学研究科が進めているメディカル・イノーベーションについて教えてください。
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A2. 京都大学医学研究科は、画期的な薬剤・医療技術の創出と創薬研究者の育成を目的として、日本初の企業との対等な協力関係によるオープンイノベーションを進めています。
企業と幅広くアライアンスを組み、今まで有効な治療薬の無かった疾病(Unmet Medical Needs)分野での画期的な治療方法や新薬の創出といったメディカル・イノベーション活動を活発化させることを目指しています。
研究成果の社会還元について、従来の関係は学から産へのハンドオフ型のリニア・モデルでした。それに対し、京都大学のメディカル・イノベーションでは、学と産の知の相互交流を可能にするローリング・モデルを目指しております(図参照)。