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2025.02.05

[NEWS] 【セキュリテ寄付】京都大学医学研究科ヘルスソフト開発支援基金 -ヘルスケアソフトウエアが当たり前にある未来を目指して- を開始しました

この度、ミュージックセキュリティーズ株式会社の産学官連携推進室が運営する「Securite ACADEMIA」において、京都大学医学研究科ヘルスソフト開発支援基金 -ヘルスケアソフトウエアが当たり前にある未来を目指して- を開始しました。

 

京都大学医学研究科ヘルスソフト開発支援基金
-ヘルスケアソフトウエアが当たり前にある未来を目指して-

 

プロジェクト概要

未来の医療の担い手達が、彼らの目指す未来をできるだけ早く実現させたい上記趣旨のもと、当センターではKuSaP(Kyoto university SaMD Pipeline)を始動しました。このプログラムは、京都大学医学部同窓会、一般社団法人芝蘭会様のサポートを受けて実施しております。そのため、現時点では京都大学医学研究科(並びに関係者)のみがサポートの対象となっております。このサポートをより多くの若い開発者の手元に届け、日本から沢山のヘルスケアソフトウエアが作られ、我が国の医療DXを大幅に進めるために、本学医学研究科以外および学外の方へのサポートを視野に入れ、その実現に向けてクラウドファンディングを開始しました。
 

まずはご関心を持っていただき、我々の活動、若き開発者の目標実現へ、皆様のお力をお貸しください。

 

募集期間と使途

【目標金額】
10,000,000円
【募集期間】
2025年1月22日〜2025年12月31日
【基金の使途】

薬機法で求められるSaMDのQMSプロセスに沿ったソフトウエア開発はとってもお金が掛かります。普通、ソフトウエア一件当たり数千万円から場合によっては数億円のお金が必要です。KuSaPプログラムでは、協力企業のお力を借りて、一件数百万円から一千万円までで、QMSに沿ったソフトウエア試作を特別に実施いたします。皆様からの寄付金はこの作業に充てさせていただきます。

 

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ヘルスケアソフトウエアが当たり前にある未来を目指して

現在の医療・介護・ヘルスケアは、超労働集約型産業です。医師・看護師、介護士、ヘルパーなどのサービス提供側の従事者だけでなく、患者・要介護者などのサービスを受ける側にも、サービスを受けるためだけに医療機関等に足を運ぶ「労働」を提供しています。高齢化が進み、担い手が少なくなって来る未来に備えるためには、「ソフトウエアにできる事はソフトウエアにしてもらう」ヘルスケアの有り様を切り拓かなければなりません。

我々、京都大学医学部研究科附属医療DX教育研究センターが目指す未来は、正にそんな未来です。ヘルスケアソフトウエアは、その未来のためになくてはならない存在で、ヘルスケアソフトの開発者にチャレンジしている皆さんは、正に日本の未来の医療DXの担い手そのものなのです。

KuSaPプログラムは、未来の医療の担い手達が、彼らの目指す未来をできるだけ早く実現できるように、いまの日本の社会制度の「壁」を乗り越え「追い風」を活用して進むための「地図」を本格的な出発前に一緒に作る、伴走プログラムです。このプログラムを活用して未来の医療の担い手が育ち、彼らが更にその先の医療を担う担い手達を引っ張って、ヘルスケアソフトウエアが当たり前に身の回りにあり、「ソフトウエアにできる事はソフトウエアにしてもらう」未来のヘルスケアを早く創り出したいと思っています。

日本は、世界の先頭を走る超高齢社会です。日本があるべき未来の医療を描き出せれば、それは世界の医療を引っ張り、高齢化が進む世界を救う道標になるはずです。

是非、日本の、そして、世界の医療の未来を創り出すために、皆さんのお力を貸してください。